表在性乳頭状腫瘍、境界悪性

Surface papillary tumors of borderline malignancy



表在性乳頭状腫瘍は卵巣表層から外方性の乳頭状増殖が顕著な腫瘍で、
漿液(しょうえき)性嚢胞性腫瘍では特徴的な腫瘍。 小さい乳頭状の病変は良性の場合もあるが、大体は境界悪性腫瘍か悪性腫瘍である場合が多い。 漿液(しょうえき)性腺癌と境界悪性腫瘍との違いは、明らかな浸潤像があるかないか。 浸潤像のない場合の予後は、漿液(しょうえき)性嚢胞性境界悪性腫瘍同様に良好。 これがもし浸潤像がある表在乳頭状腺癌だった場合は、その多くが両側性の小さな癌で発見時にすでに進行癌になっている場合が多いとのこと。


引用文献 卵巣腫瘍料理アトラス 光文堂(2004)
産婦人科研修の必修知識2004 (社)日本産科婦人科学会 (2004)

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