顆粒膜細胞腫、境界悪性
Granulosa cell tumors


顆粒膜細胞を優位に含む腫瘍で、卵巣腫瘍の分類のうち、性索間質性腫瘍(Sex-cord/stromal tumors)に属する。通常はエストロゲン産生性。組織像から成人型、若年型に分けられ、若年型は成人型に比べて予後良好だが、まれに悪性の経過をたどることもある。このように悪性の経過を示す場合もまれにあるが通常は境界悪性として扱われるべき腫瘍とのこと。ちなみに小骨盤腔内・腹腔内再発、稀に後腹膜リンパ節に転移をし、肺、肝臓、骨、脳などへの転移も報告されており、また5年以上経過してから再発するパターンや、30年以上経ってから再発というものも稀ではないらしく、病期と腫瘍径が重要とのこと。  


引用文献 産婦人科研修の必修知識2004 (社)日本産科婦人科学会 (2004)
卵巣腫瘍料理アトラス 光文堂(2004)

<<戻る

Copyright (C) 2005-2010 ransoushuyou All Rights Reserved.
Counter